今年は歴史的、124年ぶりに2月2日が節分になります。また、最近は何かと鬼退治が注目されていますね。
ということで、今年もこの場所に来ました。
三ツ石神社
鬼退治の伝説と、その際に鬼が手形を押したという大きな3つの岩があり、「岩手」という地名の由来になった場所です。
その昔、この地方に住む鬼が悪さばかりをし、困った人々は、三ツ石様に「どうか鬼を懲らしめてください」とお願いしました。
たちまち鬼は、岩に縛りつけられました。
「二度と悪さをしないし、里にも下りてこない」と誓い、約束の印として、3つの岩に手形を押して去っていきました。
「岩に手形」があることから、このあたりを「岩手」と呼ぶようになりました。
残念ながら、現在では手形が確認できません。
岩手県にはこの他にも、鬼にまつわる伝説や地名など多く残されています。
有名なものでは、北上市周辺の伝統芸能「鬼剣舞 (おにけんばい)」です。
一関市には「鬼死骸 (おにしがい)」という地名があり、「怖すぎる地名」として注目されています。
沿岸北部には「なもみ」、沿岸南部には「スネカ」という、秋田の「なまはげ」に似た行事があります。
三ツ石神社の話に戻ります。
毎年7月、この場所で…
※ 2020年7月撮影
「盛岡さんさ踊り」(8月1日~4日) の本番に向けた、奉納演舞が行われます。この場所が「さんさ発祥の地」という説が有力です。
鬼が来なくなったことを喜び、人々が「さんささんさ」と踊ったのが、「さんさ踊り」の起源とされています。
そして、昨年も紹介した、神社入口のちょっと笑ってしまう英語表記☆
「DEMONS' HAND PRINTS IN THE ROCKS」だぜ~!!
SNSやネットニュースでも、ちょっとだけ話題になりました。
※ 昨年の記事
こちらは初登場、謎の顔出しパネル☆
「かかあ天下」って感じ!
伝説では、神様が鬼を退治したことになっていますが、鬼が鬼を退治しています。
色々突っ込みどころもある、由緒ある神社です!
最後は、多くの人が、聴けば思い出すかもしれない曲。
NHK『みんなのうた』でおなじみ♪