3月14日 (土) の午後です。街中にあまり人がいません!
そんな中、「第26回 さけの赤ちゃん放流会」が開催され、今年も鮭の稚魚が、市内を流れる中津川に放流されました。
新型ウイルスの影響で、規模を縮小しての開催です。放流前のイベント・お振舞などは中止になりました。
イベントの主催は、本町振興会 (本町通商店街) です。
ちなみに本町 (現在の本町通りの一部) は、かつては京町と呼ばれ、京都出身の商人が多く店を構えていた地域です。
せっかくなので、奥州街道の名残 (本町通り⇒上田通り) を歩いて、まだ白鳥が飛来中であろう、高松の池まで行ってみます!
上の写真左側の建物「東商店」は、大正期に建てられた町家の名残です。
この周辺は、かつて八日町 (ようかちょう) と呼ばれ、毎月8日が市日だったといいます。新年8日の初市は、城下の年中行事に数えられていたほど。
上方 (京都周辺) 雑貨の商いが多かったといいます。
その先が、四ツ家町 (よつやちょう) と呼ばれた地域です。
通称・四ツ家地蔵の先は、かつて三戸町 (さんのへちょう) と呼ばれた地域です。「三戸町公民館」(下の写真右側手前) があります。
盛岡藩主は、三戸 (現在の青森県) から盛岡に城下を移しています。その際、築城工事などに従事した、三戸の武士・町人を住まわせた町になります。
そして、足軽町の上田組町と呼ばれた地域。現在の上田通り (上田商店街) に入ります。
高松の池に到着しました!
まだ、白鳥が飛来中ですが…
あと1ヶ月ほどで、桜が開花しそうです!
歩き疲れたので、上田公民館にて一休み。
この休憩スペースから…
NHK盛岡放送局の裏側が見えます。
先週、夕方のニュースを担当する男性アナ (若いほう) が、この春で異動すると、涙ながらに挨拶していました。
岩手での勤務は、楽しかったのでしょうか、それとも辛かったのでしょうか…
まあ、非常に頑張っている若手でした。
さて最後は、上田地区内にある、岩手大学農学部附属植物園へ!
旧盛岡高等農林学校は、宮沢賢治の母校でもあります。
自粛ムードで家にいることが多くなる機会に、賢治作品にふれてみるのもいいかもしれません!