みずき雛
遠野市に伝わります。
岩手では小正月に五穀豊穣を祈り、「みずき」の枝に色とりどりの団子を飾る風習があります。これは「みずきだんご」と呼ばれます。
遠野では「桃の節句」まで期間を延長し、女の子の健やかな成長を祈って、枝に小さな人形等を飾ったといいます。
「遠野町屋のひなまつり」のPRとして、盛岡駅の構内 (2F) に展示されています。
変わりまして、こちらは…
つるし雛
江戸時代から始まったといわれます。
当時の一般家庭では、雛人形が高価すぎて買えず、その代わりに各家で手作りし、女の子の健やかな成長を祈ったといいます。
市内鉈屋町 (なたやちょう) では、毎年旧暦の4月に「もりおか町屋旧暦の雛祭り」が開催されます。
古い町並みが残る通りで、40軒近くの町家・商店が雛人形を飾り、一般公開されます。
毎年この時期、もりおか歴史文化館内に、そこで飾られている「つるし雛」の一部が登場します。
盛岡町屋旧暦の雛祭り
【開催日】毎年4月 第2土・日曜日
【開催場所】鉈屋町界隈
【料金】通行手形 (開催協力金) 500円
※ 2019年の様子