三ツ石神社
盛岡で一番歴史がある寺院が、名須川町の寺町通りにある「東顕寺」です。
その裏手に、この神社があります。
※ 寺町通りについて
鬼の手形が残るとされる、大きな3つの岩があります。
岩手山が噴火した時に、飛んできたと伝わります。この岩は「三ツ石様」と呼ばれ、古くから信仰を集めてきました。
その昔、この地方に住む羅刹 (らせつ) という鬼が悪さばかりをし、困った人々は、三ツ石様に「どうか鬼を懲らしめてください」とお願いしました。
そうすると、たちまち羅刹は、この岩に縛りつけられました。
羅刹は「二度と悪さをしないし、里にも下りてこない」と誓い、約束の印として3つの岩に手形を押して、去っていきました。
というような伝説が残っています。
※ 残念ながら現在では手形が確認できません
「岩に手形」があることから、このあたりを「岩手」と呼ぶようになりました。
また、鬼が来なくなったことを喜び、人々が「さんささんさ」と踊ったのが、「さんさ踊り」の起源とされています。
しかし、これは俗説で、「岩手」「さんさ」の起源については諸説あるようです。
と、ここまでは「観光パンフレット」などに、よく載っている内容です。
そこで、今回注目したいのが、こちらの案内標識です!
この英語表記…
「DEMONS' HAND PRINTS IN THE ROCKS」
が衝撃的だと、ネットニュースの記事になっていました!
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こちらの案内標識ができた頃、地元民の間でも、この「デーモン」の表記が話題になっていました。
私の通っていた小学校の学区内だったので、みんなで「小暮~」とか言っていました。
今でも、観光客が標識を見て、色々突っ込んでいる姿を見かけます。
毎年7月後半、この場所で「盛岡さんさ踊り」の奉納演舞が行われます。
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