浅草観世音
藩政時代、この付近 (新田町) の武士が参勤交代の折、江戸・浅草観世音の厳かな様に触れ、盛岡のお寺に「観音堂」を建立したのが始まりとされています。
明治に入り「神仏分離令」の影響で、そのお寺が廃寺となります。「観音堂」だけは残そうという尽力により、この地に遷座しました。
本日、こちらのお寺の「裸参り」が行われます!
今回の舞台になるのが…
夕顔瀬町・新田町
この通りは、かつて「秋田街道」でした。
また、「夕顔瀬 (ゆうがおせ) 」の由来には「前九年の役」が関係しています。
戦の時、兵士の数を多くみせるため、藁で胴体を作り、その上に夕顔を乗せて顔にみたて、鎧兜を着せて、川原に並べたといいます。
すぐ敵にバレてしまい、北上川に投げ込まれた夕顔が、この付近の川瀬に流れ着いたといいます。
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レトロな雰囲気が残る「夕顔瀬町商店街」の入り口です。
近くには、藩政時代から歴史がある「夕顔瀬橋」(下の写真奥) が架かっていますが、かなりカーブしています。
昔はこの商店街の通りから、まっすぐ橋が架かっていました。交通量が増え、近くに車専用道路が出来たため、今のような形になりました。
「浅草観世音」の近くを、新幹線や在来線が走っています。
このお寺、明治期に遷座されたのち、一時期荒廃してしまったようです。
昭和に入り、国鉄山田線の鉄道工事請負者により再建され、ご本尊も新たに、東京・浅草「金龍山 浅草寺」よりお迎えしたといいます。
このお寺付近は、JR山田線 (盛岡-宮古) の分岐点になっています。
線路下の地下道を通ると…
その先が新田町になります。
夜になり、夕顔瀬町~新田町間で「裸参り」が行われました。
【裸参り 今後の予定】
〇 1月25日(土) 16時 … 川守稲荷・荒神神社 (盛岡駅前北通)
〇 1月26日(日) 16時30分 … 桜山神社 (内丸)
※ 桜山神社の「どんと祭」は13時から