盛岡八幡宮
どんと祭・裸参り
令和2年1月15日 (小正月) の朝です。
正月飾り・破魔矢・古いお札などを焼くことで、この1年の無病息災を願います。また炎に当たることで、心身が清められるといいます。
全国各地に同じような行事があり、様々な呼び方をされますが、岩手県では主に「どんと祭」といいます。
本番前、周囲の木に火が燃え移らないように…
午前10時。
神事に続き、火が付けられました。
火が付けられた途端、青空が!
「どんと祭」は、夜まで続きます。
※ 盛岡八幡宮について
夕方から「裸参り」が行われますが、まだまだ時間があるので、八幡宮とその周辺のものを、2つ紹介したいと思います!
まずは…
正面の鳥居の脇にある「盛岡鎮守」の文字。
こちらは、山屋他人 (やまや・たにん) という、盛岡藩出身の海軍大将の書です。
皇后・雅子様の母方曽祖父にあたります。
こちらの人物、前回の記事にも登場しています。
続いて、八幡町 (八幡通り) へ!
「八幡地区コミュニティ消防センター」(番屋) です。
本日の「裸参り」でも活躍する、消防団の詰所になります。地域の集会所の役割も担っています。
また、毎年9月の「盛岡秋まつり」では、こちらで「八幡町 い組」の山車が作られます。
上部分は、望楼 (ぼうろう) という昔の「やぐら」です。
この部分は、明治期に作られたものが、そのまま残されています。
※ 八幡町 (八幡通り) について
さて、16時をまわり…
「裸参り」のスタート地点、肴町商店街には隊列がスタンバイしています。
盛岡に、藩政時代から伝わる行事です。
さらし・しめ縄・わらじ姿 … 独特な歩調でお参りし、1年の無事息災を祈願したり、厄年の者は厄払いをします。
16時30分になり、最初の隊列がスタートしました。
盛岡八幡宮の「裸参り」が、市内で一番盛大です。毎年、消防団や企業から100人近くが参加します。
隊列は八幡通りへ。
八幡宮の境内へ。
そういえば…
今年は新たに、盛岡駅前北通の「川守稲荷・荒神神社」にて「裸参り」 が行われるようです。盛岡駅近くのビル2F (屋外) にある神社です!
※ 詳しくはこちら
【今後の予定】
〇 1月18日(土) 18時 … 浅草観世音 (夕顔瀬町)
〇 1月25日(土) 16時 … 川守稲荷・荒神神社 (盛岡駅前北通)
〇 1月26日(日) 16時30分 … 桜山神社 (内丸)
※ 桜山神社の「どんと祭」は13時から