ブラモリオカ

岩手県盛岡市をブラブラしています。

坂の上の榊山稲荷神社!

f:id:chi-tan-35:20191226172439j:plain

榊山稲荷神社

もりおかかいうん神社

 

北山地区に鎮座。盛岡八幡宮や桜山神社と並び、盛岡藩ゆかりの神社です。

 

盛岡の町づくりの総鎮守とされたのが始まりで、藩政時代は盛岡城内に「もりおか開運神社」として祀られていました。

f:id:chi-tan-35:20191226172519j:plain

明治維新により一度廃社となります。

 

昭和に入り、この地に再興しています。

f:id:chi-tan-35:20191226172527j:plain

初詣の時期は参拝者で賑わいます。

f:id:chi-tan-35:20191226172534j:plain

注目すべきは庭園 (緑風苑) です。

f:id:chi-tan-35:20191226172643j:plain

かつてこの場所にあった庭園を神社再興の際、蘇らせたといいます。

 

藩政時代、この庭園を造ったのは方長老 (ほうちょうろう) という人物。この付近に住んでいたとか。

 

もともとは対馬藩の朝鮮外交僧。外交をめぐる藩の国書改ざんの罪を負い、1635 (寛永12) 年、盛岡藩お預けの身となっています。

f:id:chi-tan-35:20191226172806j:plain

盛岡では造園の他、産業や文化の発展にも大きく貢献。清酒の醸造技術を広めたり、南部鉄器の創出にも関わったとされます。

 

また、盛岡藩領では牛が多く飼育されていることから、藩主に牛乳の飲用をすすめたという説もあります。

 

これは江戸時代における牛乳の飲用について、かなり早い事例とされます。

f:id:chi-tan-35:20191226172559j:plain

ちなみに盛岡名物には、方長老が広めたとされる「黄精飴 (おうせいあめ)」というお菓子があります。

f:id:chi-tan-35:20191226172633j:plain

さて、神社の話に戻ります。

 

こちらが本殿。

f:id:chi-tan-35:20191226172710j:plain

五穀豊穣、開運商売のご利益があります。境内には他に、子授け安産の神、合格学業の神などが祀られています。

f:id:chi-tan-35:20191226172304j:plain

階段の上に鎮座するのは「金殖 (かねづくり) 神社」です。

f:id:chi-tan-35:20191226172336j:plain

名前の通り「金を殖 (ふ) やす」神様で、かつては中ノ橋通に「斗米稲荷」として祀られていました。

 

昭和初期にこの場所に遷座するまで、岩手銀行 (当時 : 岩手殖産銀行) の守護神だったとか。

f:id:chi-tan-35:20191226172952j:plain

それでは…

 

市内中心部へ移動します!

f:id:chi-tan-35:20191230131746j:plain

盛岡城跡公園の菜園側に、突き出した部分があります。

 

この部分は「榊山稲荷曲輪 (さかきやまいなりくるわ)」と呼ばれます。

f:id:chi-tan-35:20191230131754j:plain

藩政時代は、この場所に「もりおか開運神社」が祀られていました。

 

場所は変わって盛岡市役所脇。

f:id:chi-tan-35:20191230131803j:plain

一角に庭石があります。付近にあった、南部家重臣の屋敷にあったもので、方長老が築庭したといわれています。