盛岡市は、人口約30万人の街にしては、教会の数が多いといいます!
『武士道』や 旧五千円札でおなじみの新渡戸稲造と、第19代内閣総理大臣 (平民宰相) の原敬はクリスチャンでした。
それでは、盛岡市内の代表的な教会をご紹介!
盛岡ハリストス正教会
市内で一番歴史がある教会です。
1874 (明治7) 年、盛岡発の「キリスト教伝道所」として開設されました。
幕末期、函館に派遣された盛岡藩士たち。現地の教会で信仰を得ます。その後、藩士たちが盛岡に戻ったことにより開かれたといいます。
現在の教会は、1960 (昭和35) 年に建てられました。
新渡戸や原も、この教会の信者だったといいます。
盛岡聖公会
1908 (明治41) 年、市内の住宅で初めて礼拝が行われ、1929 (昭和4) 年に礼拝堂が建てられました。
カトリック四ツ家教会
1878 (明治11) 年、貧しい人を助けるための授産施設を兼ねた仮聖堂が開設され、これが前身になります。
1880 (明治13) 年に教会が建てられました。
その後、私立盛岡女学校 (現在の盛岡白百合学園) を創立。
卒業生には石川啄木の妻・節子がいます。啄木との出会いは女学校在学中だったといいます。
内丸教会
1880 (明治13) 年に設立。
当時は、聖書がようやく日本で翻訳されはじめたような時代だったといいます。
宮沢賢治がこの教会の宣教師と知り合い、宣教師館でオルガンを聴いていたと伝えられています。そのオルガンが現存します。
日本キリスト教団 下ノ橋教会
1887 (明治20) 年、2人の宣教師が伝道を開始。
1895 (明治28) 年、初代会堂・牧師館が完成します。
教会の裏には、盛岡城跡公園の石垣があります。
側を流れているのは中津川 (下の橋付近) です。