材木町
藩政時代は「材木商の町」でした。近くを流れる北上川を使い、材木を出荷していたといいます。
「材木町 よ市」という、たくさんの露店が出店する市が、4月~11月の毎週土曜日 (15:00~18:30) に開催されます。
宮沢賢治も通った、旧盛岡高等農林学校 (現岩手大学農学部) からも近く、ゆかりのお店もあります。
現在はメインの通りを「いーはとーぶアベニュー」と呼んでいます。賢治作品にちなんだ不思議なモニュメントがあります。
石座
星座
音座
絹座
花座
詩座
他にも不思議なものがいっぱい!
『雨ニモマケズ』の詩が刻まれています。
そして、賢治が足しげく通ったという店は…
村定楽器店
賢治が蓄音機やレコードを購入していた店です。
東山堂支店
賢治が書籍を購入していた店です。
ツケを花巻にいる父親に回したという逸話が残っています。
光原社
かつて「出版社」だった、こちらのお店 (社名は賢治が命名)
当時の店主は、賢治の高等農林時代の後輩だったといいます。
賢治作品には有名なものがたくさんありますが、生前はあまり評価されませんでした。
唯一刊行されたのが、童話『注文の多い料理店』です。
その出版元になります。
現在は鉄器や漆器をはじめ、様々な物産を取り扱うお店になっています。裏には喫茶店や展示室があります。
「宮澤賢治 イーハトーヴ童話 注文の多い料理店 出版の地」と書いてあります。
童話『烏の北斗七星』の一部を刻んだ石柱もあります。
まるで「ジブリ作品」の世界にでも迷い込んだよう。『千と千尋の神隠し』にでも登場しそうです。
法華宗 本正寺
賢治の死後、父の宮沢政次朗は、賢治の遺言通り『国訳妙法蓮花経』1,000部を刊行。賢治の友人達に配りました。
刊行の際、文字の校正をしたのが、このお寺の住職でした。
賢治さんが生きていたら、きっとこう言うはず…
「遊びさ、来てけろ!」(標準語訳 : 遊びに来てください!)
賢治の作品に登場する「イーハトーブ」という国があります。「理想郷」という意味のこの国は、岩手県がモデル。
その首都の「モリーオ」は、盛岡市がモデルです。
また、「ハームキヤ」という場所もあります ↓↓